アバディーン珍道中記 2003年 7月29日(火)
公園にある大昔の人が埋葬されている石碑
ドラマー久保利道氏の夢を見た。壮大なアフリカン・リズムを叩いていた。ドラムセットではなく、小さなカーペットを筒状に丸めたような楽器に、長いスティックを突っ込んで複雑なリズムを叩いていた。何故か私の親戚、友人、久保氏ゆかりの人々皆が聞いていた。昨日見つけた骸骨人形と久保さんの夢が心の中で何かつながっているような気がする。
12:00 トレーナーが心地よいので娘にも買ってやろうと思い、近所のユニクロもどきの店に行った。サイズがS・M・Lなどではなく数字なのでよく解らなかった。だいたいの見当で選んで、近くに居た女の子に「娘に買いたいのだが、貴方と同じサイズぐらいだと思うので、これを合わせてくれませんか?」とお願いした。いきなり見慣れない日本人が変なことを話し掛けてくるのでビックリしたようだ。体にそのスウェット・スーツを合わせて、隣に居たお母さんに「どう?」という感じで目で確かめてくれた。ピッタリのようなので、その母娘にお礼を言い、2組同じのを(1組はKさんに)買った。
ここは旅行者が来るような店ではないので、レジで会員カードを見せろとか、何か意味の解らないことを早口で言われた。店員もお客さんも皆私を見ている。でも、何とか買えた。
7日に娘が出演する公演のチケットを求めて、とりあえず会場のヒズ・マジェスティズ・シアターに向かった。まったく場所を知らないので地図を広げて色々な人に何回も聞いた。警官も含めて皆、親切に教えてくれた。ベンチに座って休憩していたサラリーマン風の人に聞いたら、5分ほど色々と話しをしてくれた。その人の娘も独りでどこかに留学しているらしい。
ネクタイをしている人か中年のおばさんは、特に人当たりが良い。しかし、一人に聞いただけでは、辿り着く事が出来ない。少し進んでは、又誰かに聞いたほうが迷わなくて良い。最後におばさんに聞いた時には「ここです」と笑われた。
シアターは閉まっていた。中から出てきた人に聞くと、ボックス・オフィスというプレイガイドのような所で、チケットを買うらしい。今度はボックス・オフィスを求めて、人に聞きながら将棋の歩のように少しずつ進む。最後に聞いた人は、「通り道だから」と言って一緒に連れて行ってくれた。何故か、一度前を通り過ぎた場所だった。やっとの思いでチケット一枚を手に入れた。だが後日、娘が招待券をもらったらしい。残念であった。
娘の居るキャンパスへ向い、昨日の帰り道を逆に行く。時間が早いので昨日閉まっていた店が、ほとんど空いていた。18:00頃には閉める店が多い。途中、後から「ボックス・オフィスに行けたか?」と聞く声がする。振り返ると道を聞いた人の中の一人だった。その人は、キャンパスの直ぐ近くに住んでいた。歩き慣れているのか、私を追い越して、坂道をどんどん進んで行った。
今日は誰にも聞かずに辿り着いた。娘を捜していたら、日本人の女性と目が合った。O先生だと直ぐに解った。先生も私の事が、解ったようだった。英語に「娘をよろしくお願いします」と言う表現はないようだが、どうしても言いたくなる。それが言える日本人の先生で良かった。娘は今日も元気そうだった。服を渡して、直ぐに帰った。
帰りに昨日と同じコンビニで水を買った。「昨日のオレンジソーダはまずかった」というと「あれは子供向けだ」と言われた。暫く歩くと、10歳ぐらいの子供3人組に声をかけられた。何を言っているのか良く解らなかったが、旅行者目当てに何かをねだっていたのだろう。無視すると直ぐに諦めた。
骸骨人形の店に入ると買ってしまいそうなので素通りして、夕食を求めてミニスーパーに入った。ご飯類か麺類が欲しい。スナック・ヌードル・ドラゴン・ブルーというカップ麺を見つけた。隣にいたおばさん達に、「お湯を足すだけで食べられるのか」と、確認したら、大丈夫のようだった。他にも物色したが、結局そのドラゴン・ブルー2つだけでレジに並んだ。先ほどのおばさん達が、私のかごの中を見て笑った。「これが今晩のディナーだ」と言うと、更に笑った。
おばさん達に手を振って外に出ると、近所にもう一軒スーパーがあったので入った。ここは惣菜が色々あった。寿司のパックもあったが、高くてまずそうだった。暖かい骨付きのローストチキンとサラダなどを買った。
17:30 5時間以上歩いて、疲れて宿に戻ると、ベニーが尻尾を振りながら部屋までついて来た。「美味そうなチキンを買ってきたぞ、ベニー」と、彼にだけは日本語で話し掛ける。しかし、チキンはあげない。部屋の戸を開け放していたので、隣室のジョナサンが見えた。夕食にでも出かけるのだろうか?私の方から「今日は歩きすぎて、くたくただ。」などと話しかけると「他人に気軽に声をかけることが出来て羨ましい。私には出来ない」と言っていた。外国ではこちらから声をかけないと、言葉の勉強も出来ないし、知人も作れない。もしこれが、日本の旅先ならば、頭を下げるだけで、声をかけていないだろう。
気がつくと、箸もフォークもない。ビール腹の主に借りてきて、サラダの蓋を開けると裏にフォークが付いていた。折角だから借りたもので食べた。
この街には日本の車(特にマーチ)や電気製品が溢れている。子供達にはポケモンやドラゴンボールは人気がある。だが、まだ街で日本人に会った事が無い。服装も日本人とほとんど変わらないが、背が高い。顔が小さく足が長い。ショー・ウィンドに映る自分はこの国では宇宙人である。女の子のTシャツやタンク・トップは胸が大きく開いていて、へそが出ている。生地の節約か。中にはスイカを胸に2つとお腹に特大のを1つ、計3つ持っているような女性もいる。胸の谷間は良しとしても、お腹は特大スイカが帽子をかぶっているようで勘弁して欲しい。実際に確認できなかったが、妊娠しているとしか思えない人もいる。
ユニオンストリートにある公園は墓地のように見える。又ベンチで休憩しているネクタイをした人に「ここは墓地ですか?」と尋ねると、「石碑の下には大昔の人が埋められている」と教えてくれた。いろいろな人が休憩しているが、若い人たちはその墓石の上に座ってアイスクリームを食べている。(↑photo)
歩け歩け・・・・でくたくたの毎日が続きますが明日も歩き回るのでしょうか?
明日は娘の参加するパレードを見に出かけるのですが・・・・・・・
果たして、娘のパフォーマンスを見ることが出来るのでしょうか?
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