アバディーン珍道中記2003年 7月31日(木)

 7:00 起床。雨。今日は特に寒いので部屋のヒーターを入れた。

 7:30 朝食。ビーンズに挑戦してみる。缶詰の大豆をケチャップで煮たような物だ。いつもの卵などの横に少し有っただけなので、全部食べたが、できれば無い方が良かった。食べながら、ジョナサンとサンドラと、色々と話したが半分ぐらいしか解らない。サンドラは「自分達の言っている事は良く解らないだろうが、あなたの言う事は全部解る」と言っていた。ジョナサンは大学で「ガスと石油産業」について勉強しているらしい。学生というより若い教授のように見える。何故ココに泊まっているのか?謎が多い。

 15:00 噂に聞くフィッシュ・アンド・チップスを食べてみたいので、サンドラに何処に売っているのか尋ねる。答えは「何処にでも売っている」だ。地図を広げて、この辺と、この辺と・・・・と教えてくれたが、本当にどこでも売っているようだ。だが、まだ見たことが無い。ビーチサイドが近そうなので向かう。アイスクリームを売っている海の家の看板にフィッシュ・アンド・チップスと書いてある。文字だけで絵や写真が無いので、まだ実態が分からない。皆、アイスを買うばかりでフィッシュ・アンド・チップスを注文しない。

思い切って、「フィッシュ・アンド・チップス」と注文する。20センチ大の白身魚一匹丸ごとに唐揚げ粉をたっぷりまぶし、そのまま油の中へ放り込む。店主は両腕に刺青がたっぷり有り、無愛想な顔だが、「生まれて初めてフィッシュ・アンド・チップスを食べる」と言うと、ニコニコ顔で話てくれた。いつものように、「日本から来て、2週間ほど滞在し、娘がバレエでフェスティバルに参加している。この街にジャズ・クラブはあるか?」と決まり文句で話をする。このようにこちらから、たくさん話し掛けた方が、相手の話を黙って聞いているより楽である。とにかく聞くのは難しい。この決り文句をアバディーンで何回発したことか。

こんがり上がった魚をたこ焼き用のような白い皿に乗せる。良い匂いがする。フィッシュは解った。チップスは何だと思っていると、小指大のフライド・ポテトをその上にバラバラと無造作に振りかけた。タダこれだけだ。塩を振りかけて貰い、ケチャップとビネガーは断る。£3,88だが、財布の中のコインを全部手のひらに乗せて、一緒に数えると足りない。£5札を出すと、釣銭が欲しいからコイン全部でよいと言う。£1ほど得した。ここへ来て初めて、まけてくれる親父に出会った。いつものコンビニで飲み物を買って宿に戻る。

さて、味は?美味い!白身魚とポテトの唐揚げである。日本でも食べられる味だ。たっぷり量が有ったが、全部一気に食べてしまった。その後、満腹で19:00ごろまで寝てしまう。

白夜の街

19:00 夜の街に散歩に出かける。といっても街は昼間のように明るい(↑photo)。バーやレストラン以外は閉まっているので、昼間とは少し景色が違う。どこかに入ってみようとするが一人では入りにくい。思い切って入り口に立つと、店内の皆が視線を向ける(ような気がする)。やっぱり辞めておこう。何軒か入りやすい店を求めて物色するが、結局辞めた。何かのゲーム機器を置いている店が多い。カラオケの店もある。ロックのライブ・ハウスもあったので、中に入ってみたがライブ時間なのに、客は誰も居ないので出た。

灰色の変な海鳥

広場のベンチに腰掛けて、暫く人々を観察した。ハトも居るが、カモメがこの街のいたるところに居る。糞公害が深刻らしい。一匹灰色の変な海鳥が居る。行き交うほとんどの人が珍しそうに見る。白いカモメの後をついて回るが、カモメは迷惑そうに逃げる。何かのヒナなのだろうか?翼を広げると1メートルはある。親を捜しているのか寂しそうに見える。時々、若者や酔っ払いが追いかける。逃げるのだが、飛べないようにも見える。カモメのように姿勢がよくなく、頭を下げてトコトコ歩いて、時々座ってしまう。どこか、自分に似ている。(↑photo)

 帰りにいつものコンビニに寄る。今夜は5歳くらいの男の子がレジの前に居る。買った品物を一つ一つ読み上げて、レジを打っている様な口調で真似をするのが面白い。全然恥ずかしがらない。店主も客も大笑いしている。部屋に戻ってもう一つのドラゴン・ブルーを食べる。こちらはチキン味で普通のラーメンの味だ。

フィッシュ・アンド・チップスはおいしかったです。
明日はブキウギ・ピアノのライブ鑑賞にでかけ、
フライド・ポテトを注文するのですが、
はたして、ブギウギ・ピアノとフライド・ポテトは
いかなることになるのでしょうか?
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