アバディーン珍道中記2003年 8月2日(土)
晴天の街

 8:00 朝食。今日も天気が良いのに寒い(↑photo)。大量に持って来た半袖・半ズボンは、意味が無い。地元の人は半袖が多いが、我々より寒さに強いのだろう。長袖のシャツが恋しい。

ケンダルちゃん

 孫のケンダルちゃんが歯が抜けたと、見せに来た(↑photo)。下の歯の真ん中がぬけており、その歯をティッシュで大事そうに磨いていた。「グランパと一緒に写真を撮ろう」と言うと、「グランダだよ」と訂正された。
 
ケン爺ちゃんがプリンターの調子が悪いので、見てくれと言う。日本人は機械に強いと思っているのだろうか?慣れないパソコンでよく解らなかった。サンドラさんは、掃除・洗濯・料理と良く働く。ケン爺はうろうろしているが、特に何もしていない。日本の定年退職後の夫婦とよく似ている。

カーティス君親子孫三代

 サンドラさんに最後の1つとなった日本の扇子をあげた。ケンダルちゃんの弟のカーティス君3歳がお父さんと遊びに来た。まだ指を吸っており、よく笑う。デジカメで写した自分の写真をモニターで見せると、何回も見せてくれとせがむ。(↑photo)

 ここのような宿をB&Bという。ベッドとブレックファーストの事だろうと思う。1日か2日位の短期宿泊に利用する人が多いようだ。宿帳にも、利用者は正確な記名をしていない。私はそれすらしていない。一ヶ月以上の長期滞在にはフラットと言うアパートを利用できる。私はこの宿にホームステイに来たような気分だ。

14:00 昼食。例のカレーをレンジを借りて食べる。ケン爺が「何故、娘に会いに行ったり、食事を一緒にしたりしないのか?」と不思議がる。娘は寮生活で、学校のスケジュールにより生活している。初日は心配したが、それなりに生活しているようだ。
 
 昼食後ベッドでうとうとしていると、窓の外にいきなり大きな黒人が現れた。掃除屋さんだった。それでさっきからベンが吼えていたのだった。外からは中が見えないようだ。

20:30 レモン・ツリーに出かける。宿から歩いて、10分もかからないので、キング・ストリートを少し散歩する。この通りは始めて歩く。別のフィッシュ&チップス店も見つけた。

21:00 昨日買ったチケットを入り口で渡し、レモン・ツリーに入る。昼間とは様子が違い、真っ暗だ。ステージはライトアップされて、その前がディスコのように大きく空けられている。テーブル席は後方に用意されているので、そこに座る。

 店全体のムードを味わいたかったからだ。夕食をここで取るつもりでいたので空腹なのに、真っ暗で食事どころではない。キャンドルが欲しいところだ。この時間はドリンクだけで食事は無い。しかも自分でカウンターまでドリンクを買いに行かねばならない。ウエイトレスはテーブルまで来てくれない。(後で気づいたが、昼間でも慣れている客はそうしている)これならば、地元の人と前の空間で熱狂するのも、良い思い出になったかもしれない。

 暫くすると、夫婦と思われるカップルが同席を求めてきた。OKして色々と話し込む。ブルース・ギターが好きでジャズは難しくてよく解らないと言う。ブルースもジャズも同じスピリットだと説明すると、納得していた。何故か、ウェス・モンゴメリーよりエリック・クラプトンを聞く人が多い。それはそれで別に良いが、ジャズが受け持った宿命のような物か? 私は日本でいつも聞いていたジャズが恋しい。長袖のシャツ・ご飯・うどんと同じほど恋しい。(後日、CDショップで、たまたま流れていたジャズをアルバム1枚分、立ち止まって聞いてしまった)

今夜のミュージシャンはテキサスの黒人ブルース・マン、シャーマン・ロバートソン。ギター、キーボード、ベース、ドラムのサイドメンは白人でUKのミュージシャン達。3曲目からシャーマン・ロバートソンは登場した。大音量のキィィィィンというブルース・ギターそのものと、シャウトするボーカル。スモークが焚かれたステージに、赤や青の照明がレーザー光線のようにクロスする。ニューヨークのB・B・キングのクラブで見たバディ・ガイのライブに良く似た雰囲気だ。曲の途中にLook HereやWait A Minuteを連発する。立見席の客は踊っている。10:00〜12:30までノン・ストップで一気に終わってしまった。いつものようにエアコンが寒かった。

0:40 店を出ていつものコンビニに行ったが、11:00までの営業だった。ユニオン・ストリートに戻り、若い男2人組にどこか食事できる店は開いてないだろうかと聞いたらマクドナルドが開いていると教えてくれた。いかにも旅行者の東洋人がこんな時間に一人で歩いているのは不思議なのだろう。「こいつは何者だ」という目をしていた。

 ハンバーガーを買って帰り道、酔っ払った20歳くらいの男が、赤ちゃんに「おいでおいで」をするように手を叩いて「そのハンバーガーをよこせ」と前に立ちはだかった。異国で揉め事は困る。暫く無言で睨み続けると、黙って引き下がったので、そのまま無視して通り過ぎた。

1:30 ホテルに戻ると、いつも照明で明るい私の部屋の前が真っ暗だった。自分でスイッチを捜して部屋に入り、ハンバーガーを食べて3:00頃、寝た。

明日は二ヶ所のライブをハシゴします。
ノーマン・モイ・カルテットとロンドン・サックス・アンサンブルとは
どのような演奏を聞かせるのでしょうか?
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