アバディーン珍道中記 2003年 8月4日(月)
今年の夏はヨーロッパでは、猛暑で何千人も死者が出ており、日本では冷夏や雨続きという異常気象だ。今日はすごく良い天気だ。水着のような姿で日光浴する人がたくさん居る。透き通るような白い肌を焼くのはもったいないと思うが、強い日差しが嬉しいようだ。子供の肌は真珠のように綺麗だが、大人になるとシミが多い。
今日は半袖でもちょうど良いので、あても無く町をぶらつく。ニコラス広場の炎天下のベンチに一時間ほど座る。現金引き出し機があり、カードを持ってたくさんの人が利用している。ここのATMは公衆電話のような箱も無く、建物の外壁にあり、丸見えである。わざと人目につく場所にあるようだ。その方が安全かもしれない。今回の滞在で私は利用しなかった。
足は又、骸骨人形に向かう。何回も見に来るので、店の10歳ぐらいの男の子が「何かいりますか」と話し掛けてきた。ここはお母さんとその子のお兄ちゃんとの三人でやっているようだ。カードは使えるかと聞くとお母さんが出来ないと答える。バイオリン、ベース、ドラムのトリオで£150。現金で買ってしまおうかと思ったが、所持金だけで今回の旅行を全部終えたかったので、思いとどまった。
他にドラゴンのドラムスとギタリストの鉄の人形がある。別の店に同じシリーズのベーシストがあるのを知っていたので、そちらに先に行ってみると、まだ有った。£15で買った。又戻って、ドラムスとギタリストはいくらか尋ねると、それぞれ£19と言う。ベーシストを見せて、今、£15で買って来たと説明する。
ドラゴン・ミュージシャン
ベーシストは古いシリーズのようだ。ここまで来て引き下がれない。両方買うといくらか負けてくれるかとお願いしてみた。交渉の末、£36で手を打った。アバディーンでは値切る習慣は有るのだあろうか?いずれにせよ、私はアバディーン記念の音楽家人形を手に入れた(↑photo)。骸骨人形は諦めよう。帰りにドラゴン・ブルーを2つ買った。
宿に戻るとケン爺はテレビで競馬観戦、サンドラさんは裏庭で日光浴と、のどかだ。テレビでも日光浴や水浴びをしている様子がニュースで流れていた。
20:00 夕食を求めて出かける。いつもと違う道を行ってみようと思い、地図を見ていると4〜5人の子供達が「道に迷ったの?」と集まってきて、私を囲んだ。「近くにいいレストランは無いか?」と聞くと、男の子がマクドナルドが良いと言う。他にはないかと言うと、全員が一斉にレストランの名前を言うのでまったく理解できない。そんな私を見て今度は全員で大笑いする。一人の女の子はまだ「マクドナルド」と言っている。「○○チェーン」と言うので、わざと「ジャッキー・チェンの店か?」と聞くと又大笑いする。レストランに行きたいのにファースト・フードの店ばかり教えてくれる。
一人の女の子が「インデアンと言う名の店は、昨日も行ったけど何でもあるので良い」と言う。おでこに指を当ててココに何かつけているインド人か? それとも、口に手のひらを当ててアバババとやってネイティブ・アメリカンかと聞くと、皆が違う意見を言う。とにかくそこへ行ってみようと地図で場所を確認した。
歩き始めて子供達の年齢を聞いておこうと思って振り返り、大きな声で聞いた。又こちらへ皆走ってきて、それぞれが答えてくれた。男の子は10歳、女の子は12歳から14歳ぐらいまでいろいろだ。私の声を聞いて黒人の男がこちらをじっと見ていた。私が子供達に危害を加えないか心配していたようだ。
私は楽しい時間を過ごしたが、子供達の親切も時には危険だ。子供達も一人ならば私に話し掛けてこなかっただろうが、レストランまで案内してくれとか言われると危険である。子供達に私のHPに「今日のことを旅行記として書いてあげる」と言うと、「オジサンは有名人なのか?」と聞く。「カメラを置いてきたので残念だ」と言うと、「写真を撮られたらお母さんが心配する」と言う。やっぱりしっかりしている。
教えてもらった場所に着いたがレストランは何処にも無い。途中で見つけたフィッシュ&・チップスの店に入る。持ち帰り専用の店で種類がたくさんある。2人の女の子が居た。体の大きい方の子にこれはチキンかと指さして聞くと睨み付けて「イエス」と答える。小さい方の子にソーセージとフィッシュ・パイを注文した。早口で何か言うので、ゆっくり言ってくれと言うと愛想よくゆっくり話してくれた。「両方にポテトを付けるか」と聞いていたのだった。何を注文してもポテトは付けてくれる様だ。「1つ分でよい」と答えて塩だけを振ってもらった。皿には入れずに白い紙に二重に包んでくれるだけだ。帰りにいつものコンビニで飲み物を買った。子供達はもういなかった。
ホテルに戻って、暖かいうちに食べる。ソーセージは3cm×15cm位と大きいのを唐揚げにしており、フィッシュ・パイは薄く10cmぐらいの円形で、コロッケをぺッタンコにした感じである。やはり白身の魚の方が美味い。
今日は月曜なので、007を見た。「007は二度死ぬ」というタイトルで、日本が舞台になっている。アバディーンのテレビで初めて、日本語を聞いた。丹波哲郎と浜みえ達が日本語を話すのだが、字幕は出ないのでこちらの人には理解できないはずだ。ショーン・コネリーを襲う日本人が腹巻をしているのが可笑しかった。
地元の子供たちとの会話は楽しかったです。
明日は街中が警官だらけになります。さて、一体何があったのでしょうか?
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