アバディーン珍道中記2003年 8月6日(水)

7:00 朝食。昨夜はワインのせいか、早く寝てしまったので6:00に目が覚めた。今朝は雨だ。見知らぬ大男が2人と、きのう階段ですれ違った人が食べている。私はベーコン、卵、トマトなどたくさん食べるが、他の人はシンプルにシリアルと牛乳などを食べている。ジョンソンが居ないので、私一人が牢名主だ。いつものように黒犬ベニーが挨拶に来る。

部屋に戻って暫くすると、ベニーがしきりに吼えている。ケン爺のしかる声と戸が閉まる音がした。客に吼えるので、裏庭に閉じ込められたようだ。やがて止んでいた雨が又降り出し、ベニーが入れてくれと吼えている。私の部屋の戸を開けてやると飛び込んできて、水しぶきを撒き散らした。部屋の隅々を匂っていると、ケン爺の呼ぶ声がしたのでそちらの方へ走って行った。

 13:00 ブルー・ドラゴンを食べていると、匂いがきついので戸を少し開けた。直ぐにベニーが鼻で戸を大きく開けて入ってきた。又、一通り部屋の中を匂って出て行った。

レイチェルちゃん

サンドラさんと孫のレイチェルちゃんが、日向ぼっこをしている(↑photo)。サンドラさんとケン爺の間には2人の息子と4人の孫が居るそうだ。レイチェルちゃんは丸顔でポチャポチャしている。話し掛けるとサンドラさんの後に隠れる。ジョナサンと呑む約束の店の場所をサンドラさんに教えていただく。

熱帯魚屋さんの奥さん

14:00 散歩にでる。近所の熱帯魚屋さんに入って世話になったおばさんの写真を撮る(↑photo)。店内に居た男の人が、隣のホテルに泊まれなかった日本人かと聞いてくる。私とそのホテルの噂が広まっているのかもしれない。

 ジョナサンと約束の店はレモンツリーの直ぐ近所だった。確認だけして、いつもと違う通りを歩いてみる。本屋、宝石屋、玩具屋、片っ端から入ってみた。CD屋では気持ちのいいジャズがかかっていたので、CDを選んでいるような顔をして、アルバム一枚分全部立ち聞きしてしまった。
 ウィンドウ・ショッピングでかがんだり立ったりしていると、立ちくらみがしてきた。ピザ・ハットに入って休憩する事にした。ミックス焼きの様なのを注文した。長く待たされてお好み焼き位の小さめのが来た。ソーセージや野菜がたくさん乗っていて美味かった。カプチーノも美味かった。隣のテーブルにはインド人と思われる母娘と白人の男、その隣には唇にピアスを3つほどつけた若い女の子2人組。

 ガラス張りの2階席なのでユニオン・ストリートの様子が良く見える。ここはオーバー・ブリッジになっていて、下に道路と線路が走っている。明日、娘が出演するヒズ・マジェスティズ・シアターの緑の屋根が見える。後日談だが、娘は明日、この辺で迷子になったらしい。偶然通りかかった他のダンサーに連れて帰ってもらったそうだ。

16:00 エスタミネットというスペインのバーに入る。入り口横のカウンターに(何処のバーでもカウンターにイスが無い)ジョナサンが居た。初めて入るアバディーンのバーだ。彼はパイナップル・ジュースのような色のビールと袋に入ったピーナッツで呑んでいた。同じビールを注文しようとすると、不味くて高いから止めろというので、別のビールを頼んだ。ビールサーバーから背の高いグラスに泡をほとんど立てずに、こぼれる直前まで目一杯入れてくれる。二杯ずつ呑んで、今度はワインをグラスで頼んだ。

 つまみを注文すると食事は2階でどうぞと言うので、2階に移動した。メニューをジョナサンに説明してもらい、マッシュルームを辛く炒めた物と、イカを辛く煮た物と、コロッケのような物と、赤ワインを1本頼んだ。ワインとイカが良く合い美味かった。先ほどピザを食べなければよかった。

 持参した電子辞書を交代で使って会話した。彼の言いたい事が理解できない時はキーワードとなる言葉を辞書に打ってもらい、自分の言いたい事が英語で浮かばない時は調べる。その間会話が途切れて、辞書の表示を見て、「オー・イエー」とうなずく。単語ではなく文章で打てる辞書があれば、便利良いのに。

 ウエイトレスがへそにピアスをしているので、2人は何故かそれで盛り上がった。11時ごろまでそこで呑んで、もう一軒行った。ユニオン通りにある大きな店だった。そこでスコッチのダブルを二杯ずつ呑んだ。こちらではスコッチを水で割る習慣というのはない。E−mailで連絡を取り合おうと約束したが、本人に会うことは二度とないだろう。ジョナサンは自転車に乗り、チャップリンのようにふらふらして帰っていった。(↓photo)

夜の街に消えていったジョナサン・・・・・
明日はいよいよ娘の晴れ舞台です。
さて、そのステージはいかになりますことやら?
ジョナサン   続きをお読みになりたい方はこちらをどうぞ